■ジェシ・ザリット Jesse Zaritt
2008年アメリカ ホリンズ大学、アメリカン・ダンス・フェスティバル(ADF)で大学院コース修了。2001年から2006年まで中国オリンピック開会式の振付家、シェン・ウエイのダンス・アート、2008年イスラエルのインバル・ピントのダンスカンパニーでダンサーとして活躍後独立。現在フリーのダンサー・振付家。2008年よりADF講師。
コンテンポラリーⅢ 即興をベースにしたウォームアップで身体の感覚を掴むことからはじめます。各自がニュートラルなポジションを持つことを大切にし、緊張と弛緩を巧みに使い分け、ダンスムーブメントを発展させていきます。
パフォーマンス実践のための即興・創作 即興を手段として動きを生み出し、ソロの動きを積み上げていき、作品発表のために必要なことは何かを考え、グループで一緒に即興し、グループあるいはソロのパフォーマンスに仕上げてゆきます。9月3日の「トライアルステージ」公演にて成果発表を行います。
■パメラ・ピエトロ Pamela Pietro
MFA取得。ダンサーとして多くの作品に出演。マンハッタンのダンス・ニュー・アムステルダム(DNA)やダンス・スペース・プロジェクトに振付を提供。ダンス解剖学の権威として有名なアイリーン・ダウ女史のアシスタントを務め、自身も公認パーソナル・トレーナ、ピラティス・インストラクターの資格を持つ。現在ニューヨーク大学ティシュ・スクール(舞踊学部)准教授。1997年よりADF講師。
コンテンポラリーⅠ(初中級)・コンテンポラリーⅡ(中級)
解剖学的知識と身体のアライメントの原理に基づき、身体の動きを分析し、合理的かつ正しい身体の使い方を体得、身体を解放しダイナミックに動くことを目指します。ダンサーとして身体、精神面の意識を広げ、充実したダンステクニックができるようにします。
ボディワーク Bodyworkは、ダンサーに必要なムーブメントの学習です。解剖生理学者として有名なアイリーン・ダウ女史の運動学原理に基づいたエクササイズで、特にダンサーの日常のコンディショニングに最適です。
■エリザベス・コルベット Elizabeth Corbett
元フォーサイスのフランクフルト・バレエのダンサー。フォーサイス、アンヌ・テレサ・ド・ケースマイケルの振付アシスタントを務める。1999年から2006年までパーツ(Partsブリュッセル)のダンスコーディネーター。パーツ、ローザスを初めパリ・オペラ・バレエなど、世界各地でバレエ、インプロヴィゼーション、フォーサイスのレパートリーを指導。2006年よりADF講師。
バレエ中級 バレエの基本に基づき、現代に即したテクニックを学びます。バランスの取れた身体の使い方、音楽性を重視し、自由な感覚を持って動けるように指導します。型に捕らわれない動きにも挑戦し、空間に対する意識、動きの質の違い、身体の方向性や使い方を容易に理解できるようにします。
フォーサイス・ムーブメント・スタディズ フォーサイスの作品を手がかりにして、フォーサイスの動きと関連した自分の動きを作り出すこと、フォーサイスが作品つくりに用いる即興の手法を学びます。最終目的として2週間の成果を「トライアルステージ」公演にて発表します。
■エイコ Eiko 尾竹永子
http://www.eikoandkoma.org/
1952年東京生まれ。NYU大学院修士課程修了。学生運動に関わり、その後パートナーとなるコマに出会い、1972年からエイコ&コマとして活動を開始、1976年からニューヨークを拠点としながら世界中で公演を行う。ベッシー賞、マッカーサー賞、アメリカン・ダンス・フェスティバル・スクリプト賞、ダンス・マガジン賞など受賞多数。2006年からウェスリアン大学で歴史とムーブメントをともに学ぶコースを創設し、教えている。2009年からレトロスペクティブ・プロジェクトを開始し、40年近いエイコ&コマとしての活動の歴史を振り返り、これからの展望を模索する。現在ADF講師。
デリシャス・ムーブメント 年齢やダンスの経験に関係なくデリシャスな感覚を身体で味わってみたい方が誰でも参加できるクラス。床の動きからはじめて、個人で自分の身体と環境、人やほかの生き物との関係を動きながら探っていく。身体を動かすことがどのようにダンスになっていくかを各自が発見していきます。時間をかけて他の参加者との助け合いも学びます。